美容皮膚科ってどんなところ?何ができるの?

美容皮膚科

今や多くのクリニックの診療科で表記している美容皮膚科。肌をキレイにするための専門科なんだろうって容易に想像できるけど、実際のところはどうなんだろう。どんな治療でどんな効果を実感できるのか。誰が専門的な治療を行なっているんだろう。ここではそんな美容皮膚科についてご紹介しましょう。

美容皮膚科
Cosmetic Dermatology

美容皮膚科(びようひふか)とは、肌の美しさを追求した皮膚科領域の診療分野。その治療範囲は幅広く、肌をキレイにするだけでなく、肌を若く蘇らせたり、肌の老化を遅らせたりさまざまな手法が取り入れられています。肌をキレイにする美容医療としての歴史は古いのですが、美容皮膚科という名称で標榜されたのは2008年とそれほど深い歴史がある訳ではありません。

美容皮膚科の治療内容

美容皮膚科で受けることができる治療内容をご紹介しましょう。

レーザー治療

美容皮膚科のレーザー治療は、シミ、そばかす、ニキビ跡、赤ら顔などの肌の悩みを効果的に改善する方法です。レーザーは特定の肌の問題に直接働きかけるため、短時間で目に見える効果を得られます。施術は通常30分から1時間程度で、痛みはほとんどありません。施術後は軽い赤みや腫れが出ることがありますが、すぐに日常生活に戻れます。
ダウンタイムについてはレーザーの種類によって違い、全く無いものから数日間強い腫れを伴うものまであります。しかし多くの場合、忙しい方でも手軽に受けることができますし、定期的な施術で、透明感のある美しい肌を維持することができます。

ヒアルロン酸注射

ボトックス注射

レーザー脱毛

スキンケア など

美容皮膚科と皮膚科の違いって

一般の皮膚科は、湿疹やあざ、水虫、イボなど、皮膚病や皮膚疾患を保険診療で治療する場所です。一方、美容皮膚科のクリニックでは、病気を治すことを目的とする一般の皮膚科と違い、美しい肌を作ることを目的としています。この点が皮膚科と、美容皮膚科の決定的な違いと言えます。

美容皮膚科のクリニックでは、内服・外服薬やサプリメントの処方をはじめとして、レーザー治療や注射など、最先端の技術・機器で美肌を作るサポートをしてくれます。

また、美容皮膚科はエステに近い感覚で、くつろぎながら施術を受けられるところが多くあり、内装は病院の雰囲気を感じさせないところも少なくありません。ニキビやニキビ跡、肌荒れや毛穴の開きなどの肌トラブルを改善してくれるだけでなく、肌の透明感もアップできるため、芸能人や美肌になりたい人が多く利用しています。
「シミを消したい」「ホクロを取りたい」など、皮膚疾患ではないけど肌を美しくしたい人にとって、美容皮膚科のクリニックはおすすめです。専門医が最先端の知識・技術を駆使して悩みを抱えている方の肌トラブルを改善し、美肌をサポートしてくれます。

美容皮膚科のクリニックの中には、治療を始める時期や、肌状態に合わせて治療プランを立て、使用する機器を最適に使い分けているところもあります。患者さんひとりひとりの異なる肌状態に合わせて、カウンセリングから施術、アフターケアまでしっかりと行うクリニックを選ぶようにすると安心感が違います。

また、美容皮膚科のクリニックでは、コンプレックスに感じている人が多い、シワやシミの治療、たるみの改善など、肌に関するさまざまな悩みの解決が可能です。エステのような感覚で気軽に受けられるので、肌に悩みのある人は、早めに足を運んでみると良いでしょう。